でびゅー

2012年11月7日(水)。
本日、翻訳者デビューしてしまいました。。。

といっても、書籍の翻訳ではなく、洋楽CDの歌詞対訳です。

なんでそんなことになったかと申しますと、翻訳勉強会の参加メンバーのひとりが洋楽CDの歌詞対訳の仕事をやっていて、最近仕事が増えてきたので誰か手伝って! というわけでした。

たまたま仕事依頼のメールが送られてきた直後にメールチェックをしたので、即レスでやります! と伝えたら、トントン拍子に話が進み、、、自分でも半信半疑だったのですが、今日池袋ルミネのHMVに行ったら本当にCDが発売されていました……!

サンプル盤送ります、というメールも頂いていたのですが、自分の訳がどんな状態になっているのか気になっていたのでその場でCDを買ってしまいました。

お店を出て、トイレの中でCDの対訳を見てみたら(挙動不審者のようですね、、、)手直しはされていなかったのですが、それだけにこれ、全部わたしの責任! と今さらながらに愕然としてしまい、そしてあまりの拙さに呆然としてしまいました。。。

いまはもう、穴があったら入りたい気分です。。。名前も出してもらえたのですが、ペンネームにしてよかった、、、と心底思いました。が、そのペンネームもなんだかヘンな感じで恥の二乗です。。。

名前が出る仕事はやはり責任も重いなあ、、、ということを痛感しました。

ちなみに、翻訳のお手伝いをさせていただいたのは、UKバンドMadnessの新作アルバムの中の4曲です。恥ずかしながら、このお仕事をするまでMadnessの存在を知らなかったのですが、、、対訳の仕事のあと、CDジャーナルのインタビュー記事の英訳もやらせていただき、ロンドン五輪の閉会式で歌うほどに有名なバンドであることが判明しました。日本ではホンダのCMに起用されたことがあるそうです。

アルバムデザインを手がけたのはピーター・ブレイクというイギリスアート界の巨匠らしく、ビートルズのアルバムのジャケットも制作した方だそうです。
たしかにCDのデザインがステキ♪
もちろん、曲もいいです!
絶叫系とかうるさい音楽は苦手なのですが、そんなわたしでも聴きやすいです。

ホントわたしの対訳だけが妙ちくりんで、、、生きててごめんなさい、という心境であります。。。
もっと精進いたしますm(_ _)m

石英書房さん店内ミニ古本市

今月末まで開催中のミニ古本市@石英書房さんに参加しています。
詳しくは↓をご覧ください。

http://d.hatena.ne.jp/shima-shima27/

これからは古本市関係のお知らせは↑のブログで紹介していこうかと思いますので、ブックマークとかしてくださっている方はお手数おかけして申し訳ありませんが、変更をお願いいたします。m(_ _)m
で、このブログはどうするかというと、当初の目的通りのことを載せる予定でいます。

このブログを開設したのはかれこれ4年ほど前になりますが、当初はマザーグースの翻訳を載せるつもりだったのです。
が、いろいろありまして、そんなのできないよ~、とだらだら近況報告ブログ化しておりました。。。しかし、ここらへんでピシッと気を引き締め、初心に帰り、がむばってゆこうと決意した次第です。

もちろん、今後ものぞきに来ていただけるととても嬉しいですが、しましま書房のオフィシャルブログはお料理編の方に移行させる予定です。
(なので、今回のみちくさ市でもブログのURLのリンクをお願いしてあります)

そんなわけで、今後ともよろしくお願いいたします。m(_ _)m

今日のまざあ・ぐうす<4>

ねこにゃん ねこにゃん

ねこにゃん ねこにゃん どちらへおでかけ?
ロンドンへ じょおうさまにおめみえよ
ねこにゃん ねこにゃん そちらでなにを?
いすのしたのねずみを しとめてきたわ


<原詩>
Pussy Cat, Pussy Cat

Pussy cat, pussy cat, where have you been?
I've been to London to look at the queen.
Pussy cat, pussy cat, what did you there?
I frightened a little mouse under her chair.

断りの極意

 映画を見るか美術館へ行くかしましょう、という約束をしていたので、どうしようかな…と考えていたら、テレビで樹木希林が出演した映画(「ツナグ」)の話をしていたので観てみることにしました。
 涙腺が以上にゆるいので、映画の半分くらいは泣いてましたが、最後まで観てしまうとなんだか冷めた気持ちになってしまう作品でした。

 もう少し樹木希林の出番が多いのかなあと期待してたのですが、やはり主役は松阪桃李くんなのですね。桃李くんは背が高くてステキだから、まあいいんですが。

 帰りの電車の中で、ふと樹木希林がテレビで言っていたことを思い出し、映画とは全く関係ないのですが、その言葉をいまだに噛みしめています。

 それは、彼女が楽屋に届くお花を断る、という話でした。もらう方がラクだけど、お断りしてるんです、とのこと。
 確かに、断る方がエネルギーが要るよなあ、、、としみじみ思いました。

 別にお花に限った話ではなく、他人が自分になにかを与えようとしてくれているのにそれを断るというのは、そのモノと一緒にこちらに向かっているエネルギーをも拒絶するわけで、単にモノが移動するかしないか、というアッサリした話ではないと思うのです。
 それを敢えて断るのは本当に精神力のいることで、疲れちゃうだろうに、断固としてお断りする樹木希林は、腹ができてる人だなあとつくづく感心しました。

 そして、わが身を振り返ってみれば、なよなよ、なあなあ、受け取るばかりで、よい子の仮面にしがみつき、お断りがとても下手なのでした。本当にこれは大変なことです。まだまだ鍛練が足りぬなあ。。。

今日のまざあ・ぐうす<3>

おつきさまがみえる

おつきさまがみえる
おつきさまがみてる
かみさま おつきさまにおめぐみを 
かみさま わたしにもおめぐみを

おつきさまがみえる
おつきさまがみてる
かみさま おつきさまにおめぐみを
かみさま わたしにもおめぐみを

<原詩>
I See the Moon

I see the moon,
And the moon sees me;
God bless the moon,
And God bless me.

I see the moon,
And the moon sees me;
God bless the moon,
And God bless me.

今日のまざあ・ぐうす<2>

おおきな おおきな おきどけい

おおきな おおきな おきどけい
ねずみが するりと かけのぼる
いちじのかねがボーン
ねずみは びっくり かけおりる
おおきな おおきな おきどけい

<原詩>
Hickory, Dickory, Dock

Hickory, dickory, dock,
The mouse ran up the clock.
The clock struck one,
The mouse ran down,
Hickory, dickory, dock.

白秋訳『まざあ・ぐうす』について

日本で初めてマザー・グースを翻訳したのは、北原白秋です。
角川文庫に入っていましたが、いまは絶版です。(アマゾンで調べてみたら「お風呂で読む文庫」というシリーズでは手に入るみたいです)

何年か前にみちくさ市で角川文庫の『まざあ・ぐうす』を手に入れたました。挿絵はスズキ・コージさん。和田誠さんとはひと味もふた味も違いますが、白秋の濃い~訳にはすごくあっている感じがします。

北原白秋訳はちょっと誤訳があったりして、いまは谷川俊太郎訳(講談社文庫)のほうがメジャーかもしれません。

谷川俊太郎さんは天才詩人であるから、もちろんマザー・グースの翻訳もすばらしいのですが、北原白秋訳とは明らかに違う点がひとつ。

マザー・グースはもともとイギリスの童謡なので、歌うものです。
しかし、谷川訳では歌えません。
全般的に原詩の音よりも意味を尊重して訳している傾向があります。

これに対し、白秋訳は歌えます。もう、この点においては訳した本人も自信満々なのです。

~『まざあ・ぐうす』(角川文庫)はしがきより~
「(略)その羽にかいてある字はイギリスの字ですから、わたしは桃色のお月さまの光でひとつひとつすかしてみて、それを日本のことばになおして、あなたがた、日本のかわいい子供たちにうたってあげるのです。そしてみんなうたえるようにうたいながら書きなおしたのですからみんなうたえます。うたってごらんなさい。ずいぶんおもしろいから。」

白秋訳は、うたいながら訳しただけあって、たしかに「うた」です。これは超訳と呼ぶしかないものです。
最近の翻訳はこういう超訳は敬遠される傾向がありますが、むかしの児童文学翻訳ではわりと普通だったみたいです。(ケストナーの『点子ちゃんとアントン』なんて、主人公の名前が明らかに超訳です。「点子」って日本人かよっ! といまならツッコミたくなりますが、思い返せば子どものころは何の違和感もなく読んでました)

マザー・グースの面白さのひとつに奇天烈なイメージの連鎖があると思いますが、原詩を読むと、そのイメージの連鎖はことばの音によって繋がれていることがわかります。(というか、初めに「音」ありきなのです。その結果、不思議なイメージが次々に現れる、というのが発生順序です。)だから、意味だけをすくいとってしまうと、不思議なイメージは残りますが、そのイメージがどこから呼び出されたものなのかがわからなくなってしまいます。
白秋訳は、ときにびっくりするような意訳がありますが、音の連鎖をなんとか再現しようとした努力のあとは伺えます。
うたとしての「楽しさ」をできる限り残した、と言えるのではないかと思うのです。

今日のまざあ・ぐうす

ふと思うところあり、4年ほど前に挫折したマザー・グースの翻訳に再挑戦。

まめがゆ ほかほか

まめがゆ ほかほか
まめがゆ ひえひえ
おなべのまめがゆ
ここのかめ

ほかほか いいね
ひえひえ いいね
おなべからぱくっ おいしいね
ここのかめ

<原詩>

Pease Porridge Hot

Pease porridge hot,
Pease porridge cold,
Pease porridge in the pot,
Nine days old.

Some like it hot,
Some like it cold,
Some like it in the pot,
Nine days old.

<つづく>

近況報告、のようなもの。

 無職野郎になって約二ヶ月。それはまるで、大洪水の後、なす術もなくぷかぷかと漂う畳の上で心細く救助をまつ暮らしのようでした。いえ、 そんな他力本願なことではいけません。気長に救助を待っていてはこの身が朽ち果てていくだけですから、自らアクションを起こさねば、と救助依頼の手紙をせっせと書いては小瓶につめてそっと流しておりました。

 潮の流れのせいなのか、小瓶の大半は戻ってまいりましたが、運よく浅草や、虎ノ門、新富町あたりの浜へ流れ着いたものもあったようです。
 畳の小舟に腹ばいになり、いざ出陣、と両手で水をちゃぷちゃぷ掻き進めて浅草へ行くと、すでに人の気配はありませんでした。
 虎ノ門では、待ち構えていた船に手を伸ばそうとした途端に突風が吹き、必死に畳の縁を握りしめるうちに見知らぬところへ流されてゆきました。
 たまたま新富町に辿りつくと、謎の饗宴が繰り広げられているところで、船の上からぽってりしたお婆さんが「ちょうど人手が欲しかったのよ」とこちらに手を差しだしました。
 ああ、この船に乗れば漂泊の生活から抜け出せる! 歓喜の嵐が身体を通りぬけました。
 これで温かいご飯がいただけるワ。
 しかし、直感によるものなのか、意志の力によるものなのか、「さあ、さあ」と詰めよるお婆さんの手を、あろうことかわたしは振り払ってしまい、アヒルのようにまた水を掻き掻き逃げてゆきました。

 なぜ逃げてきてしまったんだろう。。。一生後悔するかもしれません。いやあ、この人生がすでに大航海。などとシャレている場合ではありません。
 思い返せば、そもそもこの大洪水を起こしたのは自分自身ではなかったか、という根源的な問いは、あまりにも痛いのでしばし目をつむることにいたします。

 漂泊生活を続けるうちに、小瓶にお手紙を詰めて流しているばかりではラチがあかないワ、という結論に達し、最近コンピューターを駆使した活動に乗り出しました。
 よろしければこちらもどうぞ↓。

みちくさ市終了

ギ、ギ、ギ、ギギ、、、

立ち上がったり、歩いたり、座ったりするたびにこんな音が全身から聞こえてきそうなみちくさ市の明くる日。

二足歩行ロボットになったような気分で階段の昇り降りをしていると、身体のどこかからぴよーんとバネが飛び出しそうです。。。

ふだんは一泊旅行用くらいの小さなキャリーケースになけなしの古本を詰めて持っていきますが、昨日は雑貨類が多めだったので7泊くらいできそうな大型スーツケースで出陣でございました。
ゆえに満身創痍、ではなかった、満身筋肉痛。。。

本は最初から最後まで地味に売れ、謎の舶来雑貨は道行く人の目をとめ、足をとめ、思考すらとめていたようでした。

一緒に出店した友人TYは、手編みの栞が早々に完売。わたしも欲しかったなあ。。。

雨玉舎さんのポチ袋は相変わらずの人気商品で、文鳥シリーズは完売しました。
(ちなみに、雨玉舎さんは今月末に目黒で開催されるアートイベントに参加予定です!)

途中、ぽつぽつと雨が降ってはやみ、ということもありましたが、最後までいることができました。

足を運んでくださったお客さま、他の出店者さま、場所を貸してくださったオーナーさま、みちくさ市スタッフの皆さま、本当にありがとうございました。ぺこりm(_ _)m

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